「ライフワークになるような好きなことが欲しい」
「でも、自分には人に言えるほど好きなことがない…」
そんなふうに感じていませんか?
実は、「好きなことがない」のではなく、見つけ方を知らないだけかもしれません。
この記事では、
- 好きなことがわからなくなる理由
- “本当に好き”を見つける7つの質問
- 好きなことを言語化するための4ステップ
を解説します。
これは実際に筆者が新しい取り組みを始めるきっかけになった方法でもあります。
あなた自身の「心から好き」と思えるものを見つけるヒントにしていただければ幸いです。
なぜ「好きなことがわからない」のか?
①「対象」と「要素」がごちゃごちゃになっている
たとえばあなたが「キャンプが好き」と思っていたとします。
でも、こう思うことはありませんか?
「キャンプは好きだけど、準備や撤収が面倒で…」
これは、「好きな対象(=キャンプ)」の中に、
「好きな要素(焚き火・語らい・自然)」と「そうでもない要素(設営・撤収)」が混在している状態。
つまり、本当に好きな“要素”だけを抽出できていないのです。

💡 ポイント:
好きの対象ではなく、“好きな要素”を見極めることで、心から好きなことに近づけます。

このように自分の好きな要素を知っていれば、自分の大好きなことに気づくことができます。
②「偽物の好き」が混じっている
こんな経験はありませんか?
- ピアノをずっと習っていたけど、実は親の期待に応えるためだった
- 友達に褒められたから、なんとなく続けていた
- 好きな人に振り向いてもらいたくて始めたこと
これらはすべて「他人目線の好き」、つまり”偽物の好き”です。
「自分は何が好きなのか分からない」理由の多くは、
この偽物の好きが混ざってしまっていることにあります。
こういった他人目線で行っていた好きなことを切り分けないままいると、
”自分は何が好きなのか分からない”状態となってしまいます。
参考:8Dセルフマップ

好きなことを見つける4ステップ
STEP1|好きな“対象”を洗い出す7つの質問
まずは、過去の体験や普段の行動からヒントを見つけましょう。
- 時間を忘れるほど夢中になった経験は、どんなときですか?
→「集中」や「没頭」は好きのサインです。 - 子どもの頃、何をして遊ぶのが好きでしたか?
→原体験には、純粋な好奇心のヒントが眠っています。 - お金や評価を気にせずに、ずっと続けたいことは何ですか?
→損得を超えた関心に、本当の「好き」が隠れています。 - 人からよく「楽しそうにやってるね」と言われることは?
→外から見た「自然な笑顔」や「熱量」にヒントがあります。 - 「これだけは語れる!」というテーマは何ですか?
→語りたい=内に熱があるということです。 - 理想の休日に「やりたいこと」は何ですか?
→義務感がないときに選ぶ行動に、本質が見えます。 - SNSや本、動画などで、どんなジャンルを自然と追いかけていますか?
→無意識に触れている情報も、関心の表れです。
いくつか思い当たるものがあれば、紙に書き出してみましょう。
STEP2|好きな“要素”を深掘りする
対象が分かったら、次は「特にどの部分が好きなのか」を探っていきます。
Good:「どこが好きか?」 → 五感・感情にフォーカスして掘る
Bad:なぜ好きか? → 理論的に考えすぎて本心を見失うリスクあり
たとえば…
- サッカーの「チームプレイ」が好き
- 読書の「ストーリーに没入する感覚」が好き
- カフェ巡りの「空間の心地よさ」「静けさ」が好き
この“要素”こそが、あなたの好きを形づくるコアです。
STEP3|「一人でもやりたい?」で偽の好きに気づく
書き出した“好きな要素”を前に、以下の質問をぶつけてみてください。
「それって、一人でもしていたいことですか?」
「それをやるとき、誰かの期待を気にしていませんでしたか?」
もし「一人だったらやらなかったかも…」と思ったら、それは他人の目を意識していた可能性があります。
👉 「偽の好き」を手放すことは、“本当の好き”を見つける第一歩です。
💡ポイント 一人ではしていなかったかも、と思ったものには「なぜ?」を問いかけてみましょう。
そこには思い込んでいた自分像(=あるべき自分像)があるかもしれません。
他人目線の自分像を把握する事が、本当にやりたい事を知る上で重要です。
STEP4|2〜3個にまとめて“検算”する
最後に、抽出した要素をざっくり2~3個にまとめてみましょう。
例)
- 没頭できる時間
- 人との自然なコミュニケーション
- 自分のペースでつくるもの
それがあなたの“好きなこと”です。
厳密な個数は気にしなくてよく、無理にまとめる必要はありませんが、
共通点を探したり、言い換えをする中で自分の好きなことへの理解が深まります。
💡ポイント きれいな言葉でまとめようとしすぎない。
無理な整理は、五感で感じていた好きな要素と乖離していく可能性もあります。
似ている項目をターゲットに、つまりこういう事かも?という発見をするつもりで!
まとめた後に、以下の検算をしてみてください。
「この要素があるなら、他にどんなことが好きそう?」
→ 複数思い浮かんで「うん、好きそう!」と納得できたら、それは正しい言語化ができた証拠です。
まとめ|好きなことは「つくるもの」
この記事では
・好きなことが分からなくなる理由
・好きなことを見極める方法【4つのステップ】
で解説しました。
自分の好きなことをうまく言語化する事で、
・納得感が上がり、好きなことがもっと好きになる
・好きな要素を使って新たな「好き」を見つけられる
・好き × 価値観 → ライフワークにつながる
「好きなこと」は偶然見つけるものではなく、自分の中から“つくる”もの。
この記事がその第一歩になれば嬉しいです。
あなたの「好き」は見つかりましたか?
よければコメント欄で教えてくださいね。
他の読者のヒントにもなるかもしれません。
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